美しさの作り方Vol.13 萃美×Refletall スペシャルインタビュー|化粧品・コスメの正規品通販【リフレトール】

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美しさの作り方Vol.13 萃美×Refletall スペシャルインタビュー

美しさの作り方Vol.13 萃美×Refletall スペシャルインタビュー

第13回インタビューゲスト 萃美さん

萃美

プロフィール

名前
萃美(Suibi)
生年月日
1983年5月11日生まれ(34歳)
所属
株式会社スカイスタジオ
趣味
コーヒー豆飲み比べ、お菓子づくり
資格
公益財団法人日本習字教育財団正師範免許・教授免許、北海道フードマイスター

活動案内

所属・運営
萃美
Face Book
suibidesign
ブログ
心ときめくデザイン書道&美文字レッスン

経歴

2014年
京都・清水寺「古と優艶の書画展」出展
新米ママの育児ポエム集「Mama’s Voice ~あなたを産んで育てて奮闘して~」出版
2015年
イタリア・ローマ「国際平和美術展」出展
東京五輪エンブレムがメディアで注目を集める
2016年
「書道アーティスト萃美書道展・十勝異種クリエイター16組コラボレーション展」開催
2017年
十勝毎日新聞社Chai2017年新年特大号の表紙を担当
「2017年夏の漢字in十勝」にてエゾシカ角の熊野筆を使ったパフォーマンスを披露

書道の新たな可能性を求め、デザイン性の高いオリジナル作品を産み出す書道アーティスト。

世界四大監査法人の企業監査人から転職した異色の経歴を持ち、海外に対する日本文化の発信も行う。

2015年からは「SUIBI式大人のペン字レッスン」を開講し、個々に合った丁寧な指導や分かりやすい教え方で、たった1回でも劇的に変わると盛況を見せている。

2児の子育てに奔走しながらも、自分らしい書道の世界とひたむきに向き合う姿勢は、特に子育て世代の理想像となり得る存在だ。

困難を乗り越えたからこそ辿り着いた「書道」

萃美

大学卒業後「アメリカで働きたい」「日本企業が海外で活躍するサポートがしたい」という気持ちがあり、アメリカのエクステンションスクールに通った後、企業監査人としての仕事を始めました。

2009年アメリカでの生活をしている時、交通事故に遭ったことをきっかけに、自分のキャリアを考える時間を持ったのですが、完治しなかった為に日本帰国を決断し、今の主人と結婚しました。

元々志が高かった事もあってか、アメリカでの夢を断念した時に自分が「何者かにならなければ」という気持ちがあったので、3年間の専業主婦期間を経て、小さい頃から習っていた書道をまたやり始めることにしたのです。

高校生の時には既に師範の資格を持っていましたが、今まではストレス発散や趣味程度にしか行っていなかったので、もう一度やってみようと奮起しました。

最初は書道アーティストということは考えていませんでしたが、娘が生まれたことで作った命名書を「初七日以降も飾れる様な形で作れないだろうか」と考え、お仕事として始まりました。

さらにそこから、海外向けにインターネットでタトゥー文字を販売してみたところ、これが想像以上に好評だったことを受け、主婦の範囲から書道アーティストとして活動を発展させていきました。

展示会などで自分自身の作品も製作・販売していますが、商品やお店のロゴ、名刺作成を頼まれたりと、様々な分野で私の書道を活用していただけるようになりました。

私にしかできない自由な書を作りたい

萃美

従来の書道は白黒のみでしたが、私の書はもっと枠に捉われない自由な作品作りを心掛けていて、色を取り入れたりデザイン性を高めたりと、様々な工夫をしています。

「自分にしか作れない作品」ということを大切にしていて、自分の生き様や日常から受けた感情を作品に昇華することで、見たことのない書を作ることを心がけています。

インスピレーションやアイデアが得られれば、1日で作れる時もありますが、中には数か月~1年ほどかけてやっと完成するものもあるんです。

ただ字を書くというだけではなく、見ている方にどんな風に感じてもらいたいかを一所懸命に考えて作っているので、同じ漢字を使ってもコンセプト・製作時間・受ける印象が一つとして同じになる事はありません

私の展示会では、来場者の皆様との交流に多くの時間を割いているので、実際の作品について直接お伝えしたり、イベント的に一緒に書道アート作品を作ったりしながら、書く事の良さ、楽しさ、作品への想いなどをお伝えできればと思っています。

インタビューのテーマである「美しさ」に関したお話をすると、例えば絵画を見て感動することはあるけれど、漢字1~2文字の書を見て感動することってあまりないんですよね。

絵画を見ている時は、自分の状況に寄り添うものだったりとか何か感じる部分があって、「飾っておきたいな」「眺めていたいな」という気持ちになると思うんです。

私はそれを自分の書でも感じていただくことがゴールだと思っています。

大好きな画家Edward Hopperの作品のような、圧倒的オーラを放つものを1つでも産み出せたら、もう書道アーティストをやめてもいいと思うかもしれません。

自分の作品を見て何かを感じ、「心に寄り添うな」「飾りたいな」そういう風に思われる作品を作りたいので、書道アーティストとしての文字には形の綺麗さや美しさといった部分は、あまりこだわっていません。

美文字は信用を作り、誠意を伝えるツール

萃美

とはいえ、これが作品ではなくペン字となると、やはり綺麗な文字であるほど良い印象を与えられると考えているので、美しさが重要だと思います。

ペン字は、年賀状やお礼状といったお手紙や添え状を書いたりする時にも使うので、日常にすごく直結しているものです。

もしその字の形が崩れていると、せっかく誠意を持って書いていても、相手はその気持ちに気づかないかもしれません。

また、年相応の字でない場合は、すごく仕事ができる方なのに仕事が出来ない様に見えてしまったり、信用できなさそうな印象を与えてしまいます。

2015年からSUIBI式大人のペン字レッスンを行っていますが、そこでは誠意が伝わり、信頼される字になる様にお伝えしています。

このレッスンが他のお教室や教材と決定的に違うのは、「1回だけでも自分の成果が見て分かるほど、自分の字が変化する」ということです。

私のレッスンにいらっしゃる方は、美文字には価値を置いているけれど、過去に失敗してしまったり、忙しくて習いに行けないという方が多いんです。

ですから、たった1回の時間だけでも貴重になるので、必ず成果の出せる内容を心がけています

大人の方は自分の字の癖がついているので、すぐに全ての字を整えるのは正直難しいですが、よく使う名前や住所、言葉などにポイントを絞り、1回のレッスンで理解できる内容を優先的に教えることで、「あ、綺麗になった!」と実感できる様になっています。

目、耳、口から体内に取り入れるものを気に掛ける

萃美

私自身特に美容に対して良く知っていたり、こだわりがある訳ではありませんが、美容法で心がけているのは、笑顔でいれる時間、素直になれる時間を多く持つようにするという事です。

これは、口から入る「食事」、耳から入る「会話や情報」、目から入る「見るもの」といった、体内に取り込むことに注意を払うことで実践しています。

私はアメリカで交通事故に遭った時に、健康を失い、生きる目標を失い、自分の気持ちを支えられなくなった時がありました。

ネガティブなことを言う人もいましたけれど、気持ちが壊れてしまうと人生全てが破壊されてしまうので、目、耳から入る情報に気を付けることが大切だと実感しました。

聞きたくない情報が入ってしまう事は必ずありますが、相手を理解し多様性を受け入れながらも「自分とは違うんだ」と考えてどこかで境界線を引くことで、身体の中にまで入れない様にしています。

あとはやはり食事に気を付けていて、食材の産地や農薬、添加物などはできるだけ気を付ける様にしています。

例えば専業主婦だった時、北海道の食材の良さを伝える「北海道フードマイスター」という資格を取ったので、やはり北海道産の食材は積極的に使っています。

北海道と東京の両方に住んで、北海道の空気や水の良さは肌で実感しているので、良質な土が育ち、美味しくて栄養豊富な食材が作られるのはもっともですね。

意外と知られていないですが、北海道特産の「ハスカップ」は不老長寿の果実と言われていて、ビタミンCやE、ポリフェノールなどの栄養が豊富なので健康や美容にもとっても良いと思います。

そのまま食べてももちろん良いですが、酸味が強いので、ジャムにしたりするとより食べやすくなりますよ。

我が家では毎朝、ヨーグルトに混ぜて食べています。

ワンパターン化された美より個性が大切

萃美

私が気になっているのが、ワンパターン化された美に対して、いかに自分を当てはめるかという美しさへの考え方が主流になっているなという事です。

例えば雑誌を見ても、みんな同じに見えてしまって、記憶に残らないんです。

綺麗な人を見ても「綺麗だな」と思って終わってしまい、その後その人を思い出せるかというと、思い出せないことがほとんどなんですよね。

どんなに美しくても記憶に残らないと意味がないと思ってしまうので、個性をいかに楽しむかという方が私にとっては重要です。

自分の軸をしっかり持って、自分らしさ・個性を大切にすることが「美しい」のだと、気づく事もまた必要なのだと思います。

女性が外見・内面ともに美しくあることは、家族や恋人にとっても喜ばしいことなので、一種の社会貢献に近いと感じます。

世の中全体が優しさと穏やかさ、華やかさで包まれるために、読者の方が自分らしく、笑顔の時間が今よりもっと増えることを願っています。

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