美しさの作り方Vol.29 冨田なおこ×Refletall スペシャルインタビュー
第29回インタビューゲスト 冨田なおこさん
プロフィール
- 名前
- 冨田なおこ
- 生年月日
- 1974年8月23日(45歳)
- 出身地
- 東京都
- 取得資格
- 公共政策学修士、ローフードマイスター、ローフードプランナー、食育アドバイザー、食空間コーディネーター
- 趣味
- 水泳、ウォーキング、手芸
- 好きなもの
- 犬、空手観戦
活動案内
- 公式サイト
- 賢母塾
- アメブロ
- 子どもの心と体を強くするハイパフォーマンス家庭料理
- インスタグラム
- cuisine_de_naoko
経歴
- 1997年
- 大阪大学大学院国際公共政策研究科に入学。
- 1999年
- 同大学院を修了し、研究員になる。
- 2019年
- 賢母塾を開講し、子供の心身を育てるローフードをアドバイス。
大学・大学院と児童問題に関わり、食生活と心身の関連性に気付いたことから、健やかな成長に役立つ食事を伝えている。
ローフードを基本とした内容は美味しいだけでなく簡単な手順で、食す子どもはもちろん、忙しい母親にとっても助けになっていると好評。
実際に賢母塾で教わった料理を取り入れたことにより、パフォーマンスの向上や親子関係の改善につながるご家庭も多い。
容姿の美貌に加えて聡明さをも併せ持っており、自立した美しき女性のあるべき姿の1つと言えるだろう。
ローフードで変わった自分の息子に感動
私が食育に携わる様になったのは、学生時代の経験と自身の子育てが大きく影響しています。
私の息子は幼い頃から心身ともに弱かったので、鍛えれば強くなると思い、空手や水泳の習い事をさせていました。
最初は期待してはじめたものの、どちらも一向に上達しないばかりかいつも泣いてばかりで、私も息子もいつもイライラしていたんです。
そんな時、私は自分が大学・大学院の頃に、子供の成長と食との関係性に気付いていたことを思い出しました。
大学時代に塾講師をしていた私は、子供たちの様子を見る中で学力や集中力、メンタルなどが食に関係しているのではないかと漠然と考えていたのですが、その後大学院に進み児童虐待に関する研究をしていくと、やはり、食生活との関連性があるのではないかと思ったのです。
実際に、私が家庭教師をしていたご家庭でも学力がとても低いお子さんのご家庭では、週4日牛丼を夕食に食べており、やはり食と成長とは関連性が深いのだと実体験も含めて考えていました。
当時はそのテーマを深堀りすることはありませんでしたが、自分の子供の悩みをきっかけにそのことを思い出し、まずは自身も食生活を見直してみる事にしました。
料理が得意でなかった私はまず最初に和食を習い、それからスポーツフードを勉強してみましたが一向に状況が改善されず、結果的にたどり着いたのがプロテニスプレイヤーのジョコビッチの本で紹介されていたローフードです。
ローフードとは、生の野菜・果物をメインにしている料理のことなのですが、ローフードを続けるとともに区大会で初戦敗退していた息子が全国大会で勝てるほどにまで成長し、精神的にも強く逞しくなっていきました。
友人にも話してバレエをやっているお嬢さんにも試してみたところ、コンクールに入賞したり、親子関係がより良くなっていったと報告を受け、これは全てのお子さんに応用できることだと感じ、広くお伝えしようと賢母塾を開いたんです。
美味しいのに簡単だから続けやすい
ローフードが子どものパフォーマンスを上げる食事であることは間違いないですが、加えて「きれい」「美味しい」「簡単」の3拍子が揃った料理というのも特徴的です。
特に簡単さでは群を抜いており、たった30分あれば4~5品作れてしまうほどなんです。
私は自分の経験を通して、子育てを楽しみながら、ラクをしつつ、子供との関係をより良くしてほしいという強い思いがあります。
今は共働きも多いですし、料理を時短したいと多くのお母さんが思っていますが、スーパーなどで出来合いのお惣菜を買って温めるのと同じだけの時間でローフードは作れるんです。
子どもの成長のためでもあり、さらにお母さんの家事の負担も減らせる料理なので、多くのご家庭で取り入れてほしいなと思います。
さらに、賢母塾ではローフードのノウハウを教えるだけでなく、3ヶ月ご受講いただくことで状況にあわせて自分で考え、選択し、作れるようになります。
教えられたレシピだけでなく体調が優れない日、もうすぐ入試を控えている日などその時々に応じて、自分で創作できるようになるんです。
もちろん、毎講座のたびにレシピはお渡しするのですが、それだけで終わることなく、ご自身の知識・技術として体得していただけるように工夫しているので、その点については他のお料理教室とは異なる点ですね。
お一人おひとりにしっかりと個別対応するため、今はまだ1クール5名が限界ですが、今後は講師側になれる人も増やしてより多くの方にローフードや食育をお伝えできればと考えています。
また、現在はお子さんのいるご家庭向けに講座を開いていますが、実はご夫婦だけの世帯からも多くご要望があるんです。
将来的には大人向けの講座やレシピ販売なども実施して、美容や健康に役立つローフードもご紹介していきたいですね。
野菜・果物の酵素の力で心身ともに美しく
ローフードというのは野菜や果物を加熱せず生の状態で食べるので、ビタミンやミネラルがしっかり生きている状態で摂取します。
まだあまり浸透していない栄養学の知識ですが、生の食べ物には食物酵素が含まれていることから、加熱した食べ物よりも消化の負担が少ないのが特徴です。
消化の負担が少なければ体の中の酵素を消化ではなく代謝に使うことができるので、頭の回転が速くなる、ターンオーバーが整う、デトックス効果が得られるといったメリットがあるんです。
健康にも美容にもローフードは役立つので、普段の食事でありながら美しさ作りにもつながります。
精神的な働きも脳の神経細胞が関わっていますので、もちろんメンタルを整えたいという場合にも効果的です。
また、ローフードではたんぱく質よりも先に野菜を食べる、いわゆるベジファーストを推奨しています。
例えばお肉を食べた後に生野菜やフルーツを食べても、お肉の消化が終わるまでの間に腐敗してしまうので、せっかくの酵素を活かすことができません。
ローフードの食事をベジファーストで取り入れることで、栄養素をしっかりと吸収できるうえ、血糖値の急上昇も防ぐことができます。
生野菜を先に食べるという工夫は、ローフードでなくてもすぐに実践できますので、ご家庭で取り入れられると良いと思いますよ。
一番簡単にローフードを実践するには、野菜と果物をミキサーで混ぜるだけのスムージーがおすすめです。
様々な材料を一度に摂ることができますし、液体の方が消化の負担が軽減されるので、起床後お水を飲んでから30分後くらいにスムージーを飲むと良いですね。
胃腸の調子が悪い時は、スムージーを目の細かいガーゼなどで濾して繊維質を取り除けば、ビタミン・ミネラルもしっかり摂取できます。
どのような食材でもスムージーは作れますが、特に柑橘系のフルーツを使うと失敗が少ないですよ。
私が実践する手軽な美容法
また、スムージーよりもっと簡単に作れるのは、水の中に生野菜・果物を1時間ほど漬け込んだデトックスウォーターですね。
きゅうりなどのカリウムが豊富な野菜を使えば水分の中に出てくるので、普段の水やお茶に代えて飲むだけでとても代謝が高まります。
私はたくさんお酒を飲むこともあるんですが、翌日あまりむくみを感じないので、効果を実感している方法ですね。
ローフードに関すること以外で私が実践している美容法の中では、夜お風呂の中でシートパックをするのが特に効果があると感じています。
全身洗い終えた後に湯船に5分ほど浸かるのですが、その間に圧縮されているシートパックに化粧水を染み込ませて貼っておくだけです。
そのままお風呂から上がり、ボディケアなどを終えてからパックをはがして、普段通りのスキンケアの工程を行います。
元々肌の水分量が少なめなのですが、このパックを実践してからは肌の潤いをとても感じますし、計測をしても水分・油分がベストな状態になっているんですよ。
誰かに教わった訳ではなく自己流の方法なのですが、覚えていないほど何年も前から習慣になっていますね。
パックで使用する化粧水はお手頃価格のものでも十分に効果があるので、コスパも優れていると思います。
その他に、もしお肌のくすみや硬さでお悩みの方がいらしたら、ビタミンC高濃度配合の美容液が私はおすすめです。
以前はブランド品のものを使っていたのですが、何十%としっかり配合されているものであれば安いものでもあまり効果が変わらないように感じます。
今は某大手通販で1,500円程度で販売されている美容液を使っているのですが、お肌はしっかりと良くなっていますので、値段よりも成分や配合量の方をしっかり見て買われると良いと思いますよ。
美しさは自分のためでもあり、他人のためでもある
容姿の美しさとは、対人関係を気持ちよくするものだと私は考えています。
たとえ造形的に美しくても「ちょっと嫌だな」と感じる方もいらっしゃいますし、反対に完璧な美人でなくても「きれいだな」と思う方もいらっしゃいますよね。
結局のところ、外見には内面の美しさがすごく表れているので、気持ち良く過ごせる空気感というのが美しく感じる要素の1つになっているのだと思います。
私の場合は講師として受講生の皆さんと過ごすので、身綺麗にして前向きな気持ちで臨むと表情も良くなりますし、生徒さんもついていこうと感じてくださると思うんです。
特にオンラインで受講できる現在の環境は、油断しようと思えばいくらでも出来てしまうんですけれど、出掛ける時と同じ気持ちで身だしなみは整えます。
また、女性の美しさというのは、自分に自信を持つための大切な要因にもなっていると考えています。
私はモデルの冨永愛さんがとても好きなのですが、所謂、目鼻立ちがはっきりとしたお顔ではないけれどとても美しいと感じますし、ファンも非常に多いですよね。
パリで1度お見かけした事があるんですが、驚くほどのオーラがあって、周囲にも影響を与えるほどの強い美しさを感じました。
私も今年46歳になる年ですが、綺麗かどうか非常に差が出てくる年齢だからこそ、自分の努力もしっかり行いたいと思っています。
どうしても20代と40代とでは体が違いますから、それなりに手をかけることは増えてきましたけれど、今は自分の努力が実を結ぶ部分が多いので、美容や健康は一層気を付けるよう努めていますね。
美しさというのはわざわざ作るというよりかは、習慣化して継続しなければならないものです。
食に関しても、美容に関しても、生活の中に組み込んで実践するというのが一番手っ取り早いし、続けやすいんですよね。
賢母塾では受講した方が修了後もしっかり続けられるようにお伝えしていますので、とてもスムーズにライフスタイルへ取り入れることができます。
お悩みを持つお母さんたちを中心に、食の面から美容や健康、そして子育てをサポートする役割を担っていけたら嬉しいです。