美しさの作り方Vol.16 香田衣里×Refletall スペシャルインタビュー｜化粧品・コスメの正規品通販【リフレトール】

プロフィール

名前

香田衣里

生年月日

1969年1月15日（49歳）

所属

BODY SETTING ROOM

取得資格

あんまマッサージ指圧師、コスメコンシェルジュ、登録販売者、LCプラクティショナー

趣味

日本舞踊、和洋裁、釣り＆魚の料理、格闘技観戦、ゴルフ

特技

洋服の型紙作成（パターンメイキング）

活動案内

所属・運営

BODY SETTING ROOM

経歴

1990年

大倉株式会社婦人服デザイナー兼パタンナーとして就職

2004年

株式会社アイランドパタンナーとして転職

2009年

「グレース コンチネンタル」「グレース クラス」「ダイアグラム」チーフパタンナーに就任

2012年

あんまマッサージ指圧師をめざし、退職

専門学校長生学園に入学し、仕事をしながら学校に通う

2014年

専門学校卒業、あんまマッサージ指圧師国家資格取得

同時に自宅サロンBODY SETTING ROOMを開業

2016年

真言宗の寺院「吉祥院」にて、肩こり解消セルフマッサージについて講演

女性を内側から綺麗に！パタンナーからの転身

あんまマッサージ指圧師は国家資格の1つで、人の体に直接手を触れて揉みほぐしや指圧、マッサージなどの手技を行うことで身体の不調を整え、患者さんのQOL（Quality Of Life：生活の質）の向上に貢献するお仕事です。

前職がパタンナーだったのですが、オーダーメイドのドレスを作らせていただく中で、「着る方自身が美しく健康的であると、何を着ても素敵に映える」という事を感じました。

パタンナーは表面的な形・物を作る仕事ですが、その人が素敵であると外の形も自然に整っていく事を実感していくうちに、女性自身を内側から綺麗に整えることに興味を持ち、あんまマッサージ指圧師への転職を決意したんです。

私があんまマッサージ指圧師になるための学校に入学したのは42歳の時で、パタンナーとしての経験も積んできていたので、退職や転職にはものすごく勇気がいりました。

「パタンナーの仕事も好き」「女性の体作りも学びたい」という葛藤の中で、どんな勉強が必要なのか、どういう学校で学んだ方がいいのか、学費はどうするのかなど様々な壁もあって、結局決心するまでに2年ほどかかりましたね。

結構長く考えた方だと思いますけど、徐々に周りの環境が整ってきて、「本当にやりたい事があっても、50歳過ぎていたらもっと勇気がなくなる！」と思って、意を決して前の仕事を退職しました。

洋服はそもそも着ている人を引き立てるために作るんですが、着用する人が美しいと洋服の方まで引き立ってきます。

洋服を着ることで楽しみが増えれば、着ている女性自身も嬉しいですし、ご家族や彼氏に褒められればもっと嬉しくなって、喜びや幸せ、円満や平和が広がっていきますよね。

もともとパタンナーだった時も、「笑顔になって欲しい」という気持ちで作っていたので、今度は女性の体を作ることで笑顔を増やせたらと思っています。

背骨から自律神経を整えて、「自分で治せる体」を作る

巷で「整体」や「マッサージ」と掲げているお店の中には、無資格の人が施術をすることも多いのですが、本来はこの国家資格の業務において行わなければなりません。

私のサロン「BODY SETTING ROOM」は、女性の体の調整やマッサージをより安全に受けていただける環境を整えています。

現在は、自身のサロンと地域の治療院の施術を行っていて、延べ3万人以上の方の治療にあたってきました。

BODY SETTING ROOMでは、「全身調整整体」という脊椎の調整を主体に、体のマッサージや小顔整体、オイルマッサージを、患者様の現在の体の状態やご希望に合わせて行います。

脊椎の調整は、一般的にイメージされるボキボキと行う施術ではなく、女性の体にも優しく、痛みのない効果的な手技を取り入れているのが特徴です。

脊椎を整えると自律神経の調整ができるので、体全体のお悩みにアプローチできますし、患者様自身の治癒力を高めることで「自分で治せる体」を根本的に作ることができます。

パタンナーは職人仕事で、淡々とこなすところも多かったのですが、あんまマッサージ指圧師は患者様の精神的なフォローも治療の一環になるんです。

施術者への信頼や治療への納得があると、治癒力が上がって不調の治りも良くなるので、患者様とのコミュニケーションや言葉でのサポートも重点的に行うように心がけています。

一石五鳥の“肩甲骨ストレッチ”がおすすめ！

脊椎調整は自分ではできないですが、顔や体のマッサージは私自身も美容法として行っています。

女性は「小顔になりたい！」と思って顔のリンパマッサージをする方もいるかと思うんですが、実はやりすぎている人がたくさんいるんです。

体の筋肉は骨と骨をつないでいることが多いんですが、顔の筋肉は必ずしも骨にくっついている訳ではないので、マッサージをしすぎるとシワやたるみの原因になってしまいます。

ただ、逆を言えば骨についていない分、筋肉の記憶を呼び出してあげると悩みが戻りやすいので、触りすぎず週1回くらいを目安に顔のマッサージをするのが良いですね。

また、最近は生活習慣からストレートネックや巻き肩の人が増えているので、ご自宅でケアされると良いと思います。

頭が下がって肩が内側に入ると、胸が狭くなって呼吸が浅くなるので、血行不良になって顔色が悪くなったり、クマができやすくなります。

30分～1時間できれば2時間に1回、肩甲骨のストレッチをするだけでも違いますよ。

姿勢を正した状態で「肩を上げる→肩甲骨を寄せる→肩を下す」と、これを仕事や家事の合間に何回かやるだけで、血流が良くなるんです。

しかも、肩甲骨の周りには褐色脂肪細胞があり、動かすことで脂肪が燃焼しやすくなるので、ストレートネックや巻き肩だけでなくダイエットにも効果がありますよ。

「①呼吸が整う、②血流が良くなる、③巻き肩改善、④ストレートネック改善、⑤ダイエット効果」と、これだけで一石五鳥になるので、ぜひ健康法、美容法として適度に取り入れていただきたいと思います。

手作りコスメはシンプルに、市販品は根拠を重視

その他に取り入れている美容法は、せっけんや化粧品の一部を手作りすることです。

パタンナーの仕事もそうですが元々、縫物のようにハンドメイドで作ることに興味があったのですが、私自身お肌にアレルギーの湿疹が出やすい事をきっかけに、せっけんも手作りしてみることにしました。

作りながらいろんな情報を集めているうちに、成分や化学式とかが出てくるようになって、最終的にコスメコンシェルジュの資格を取得するレベルまで勉強していました。

最初は理科の実験のように「あれも入れたい」「これも入れたい」と思っていたんですが、毎日使っていると成分だけでなく使い心地なども気にする様になり、結果的に材料は少なめで、シンプルな構成の化粧品を作る様になりましたね。

もちろん自作できない化粧品もあるので、既成の市販品も併用していますが、購入する時は特にナチュラル系とかオーガニックに強いこだわりがあるという訳ではないんです。

オーガニックも好きですけど、今の自分の悩みに特化した化粧品で「科学的にこんな根拠があります」と謳われているものは魅力的に感じますね。

毛穴の目立ち、シミ、しわ、たるみ・・・年齢を重ねると色々衰えを感じる部分もありますが、受け入れつつもあきらめません(笑)

説明や成分をよく見て、自分がいいなと思うものはいろいろと試してみることにしています。

最近使用して良かった化粧品は、「アルバ SSエクストリームクリーム」と「LJ エクストラBBクリーム UV」の2つです。

アルバの製品は保湿クリームなのですが、表面を覆う成分と浸透する成分の二重構造で、夜つけて寝ると朝までしっとりしています。

乾燥によるちりめんジワを改善したい人、季節を問わず潤い不足からくる肌の乱れを整えたい人に良いと思います。

とても伸びが良くてみずみずしい軽い使用感があり、毎日使いにピッタリの化粧品です。

BBクリームも軽い使用感と伸びの良いアイテムで、肌の細かな凹凸のカバーをしてくれるため、素肌が綺麗な人に見せることができます。

黄味が強い色白な方には向かないかもと思いますが、その分白く浮いたりしないで自然ですし、しっとりとした艶感のある肌に仕上がります。

日焼け止め効果もあるので、メイクをあまりしたくない時に使用したり、メイクの下地に使うのもオススメです。

本来の美しさを取り戻すと、健康にもつながる

私の思う女性の容姿の美しさとは、造形、質感、色、雰囲気がその人ならではのバランスで存在していることです。

肌質であったり肌や髪の色、身にまとっている服やアイテムのカラー、それにその人自身の雰囲気、こういった物の総合的な結果が、自然の摂理に適っていると「美しい」と感じさせるのだと思います。

明確でないにしろ、人が人を見た時に「ビビッ！」と反応するところは、自然に美しいと感じてしまうポイントだと思うので、人工的でない自然な美しさを心がけるというのが大切ではないでしょうか。

あんまマッサージ指圧師の仕事の1つは、患者様が本来持っている美しさを取り戻すことです。

本来持っている美しい姿勢が、長年の日常動作によって崩れてくれば、見た目だけでなく痛みや辛さ、病気などにもつながります。

健やかで美しいものは「ストレスがなく無理をしていない状態」だと思うので、それを自然な状態に戻すことが出来れば調和が取れて、健康も美しさも両立するんです。

顔や体は気持ちの状態がよく現れるので、多少はお化粧でカバーできてもやはり限界があります。

表面だけを見て体を無視しても美しさはついてきませんので、スキンケアやメイクと併せて、体を健やかに保つことも考えてほしいです。

ストイックになりすぎず適度に努力して、ケアもマッサージも楽しんでいただきたいですし、私自身も貪欲に楽しんでいきたいと思います。