美しさの作り方Vol.22 三木富久子×Refletall スペシャルインタビュー
第22回インタビューゲスト 三木富久子さん
プロフィール
- 名前
- 三木富久子
- 生年月日
- 1975年1月16日(44歳)
- 趣味
- サックス、温泉旅行、文章を書くこと
- 特技
- 思考の思い込みを外すこと、考えを言語化して体系立てること
- 好きなもの
- カフェラテ、シャンパン、あんこ、話すこと
活動案内
- アメブロ
- ポジカルコンサルで魅力開花♡起業初期のポジティブロジカル思考術
- fukuko.miki
経歴
- 1996年
- フォーシーズンズホテル椿山荘東京で、一流のレストランサービスを学ぶ。
以降、都内レストラン、バー等で接客サービスに従事し、10年間でエグゼクティブなお客様をはじめ、多くのお客様に愛される独自のサービススタイルを確立。 - 2013年
- 出産をきっかけに働き方を見直し、スワロフスキーデコレーションの販売で起業。
- 2015年
- 自身の経験を活かし、女性のための起業コンサルタントに転身。これまでに全国1,000人以上の女性にアドバイスを実施する。
- 2017年
- HAPPYWOMANイベントにてスピーカーとして登壇。
- 2018年
- CLASSY. 2018年8月号で、1ページに渡り特集記事を掲載。
全国各地で女性の事業スタートアップや集客サポートを行い、秘められた可能性や輝きを発掘する起業コンサルタント。
産後の再就職活動での苦悩や、起業での失敗経験などを強みにしており、つまづいたからこそ伝えられる地に足のついた助言が好評。
「自分を活かして楽しみながら、成果を得るためのコンサルティング」を基本方針とし、方法論だけでなく、マインドや思考力といったその人の基礎力を高めるアプローチや、自分の魅力を引き出してくれるアドバイスが、特に人気を博す。
女性的な面と男性的な面をバランス良く持ち合わせる人柄で、内から溢れる美しさとパワーが、女性たちの憧れの的になっている。
同僚の起業が転機に!失敗したから伝えられるコンサルティング
私が起業コンサルタントとしてお仕事をするきっかけとなったのは、産後にパートタイマーで仕事をしていた頃の出来事でした。
子供の出産後に再就職活動をしたところ、フルタイムの仕事は小さな子がいるとなかなか雇用されず、パートタイマーの仕事に就く事になりました。
その職場で出会った年齢が一回り下の同僚の女性が、当時24歳だったと思いますが、突然「自宅でパン屋を始める」と言い、起業のために退職したことがあったんです。
それまで私は雇用という形でしか仕事をしてなかったので、自分が起業するという発想は全くありませんでした。
しかし、この同僚の行動で「こんなに若い女性が起業できるんだ」と驚いたと共に、非常に大きな衝撃を受け、自分自身で仕事をするという事を考えはじめたんです。
この頃の私は手に職を持っておらず、資格や趣味もありませんでしたから、まずは資格取得のために自分でもできそうなスワロフスキーデコレーションを習得し、知人のサポートを受けながらダメ元でスワロフスキーデコレーションの製作販売を起業しました。
当初、ハンドメイドアイテムの販売を行っていた間は、正直なところほとんど売ることが出来ず限界を感じ、2年目にはレッスンという形態に移行しています。
レッスンを始めた際、これまで行ってこなかったFacebookを活用した集客を行ったところ、多くの方が目に留めてくださるようになって事業が軌道に乗るようになり、開講回数も参加人数も順調に伸ばすことが出来ました。
これによって、私は「産後女性の再就職・転職の厳しさ」「ビジネス・集客することの難しさ」「SNSを使った集客力の伸ばし方」を経験することができたので、この自分の経験を活かすことで女性がより起業しやすくなり、特につまづきやすい集客のサポートができるのではないかと考えたことで、起業コンサルタントに転身する決意をし、現在に至ります。
息の長い事業を作るために、マインドから整える
コンサルティングという仕事は業務改善が主体なので、既存のサービスはテクニックや効率化といった「How To」に焦点を当てている物が多くあります。
しかし私は自分の体験や心理学の学びを通して、表向きにそこだけを追いかけると女性は心が追い付かず、無理に行ってもその人本来の力や強みが発揮されないという事が分かってきました。
ですから、私のコンサルティングではノウハウを伝えるだけでなく、在り方・向き合い方・考え方といったマインドの部分も重視しています。
「自分を活かして楽しみながら、成果を得るためのコンサルティング」をモットーにしているので、私の場合は女性のおひとり様起業に特化したサービスを提供しています。
ビジネスは持続性がないと意味がないので、業種はさまざまですが数年だけで終わってしまうような事業ではなく、また女性特有のライフステージや生活環境の変化があっても継続できるよう、ご自身の考える力や改善していく力を培い、伸ばす事を大切にしているのが特徴です。
これまでに1,000人以上の方にアドバイスをしてきましたが、どの様な方にもまだ引き出されていないポテンシャルがあると感じています。
現在の自分や自覚している自分だけを見ていると「私にはできない」「私は何も持っていない」と思ってしまいがちですが、内に秘められている可能性や魅力に気付き、生き方や目指すものを明確にすることで、自分の未来は自分で変えてゆくことができるのです。
よく、大人の悩みベスト3として「人間関係」「仕事」「人生」が挙げられますが、特に将来性や未来の部分については、方向性が分かるようになると自分の進むべき道が見えてきますし、生き方というのは言語化するのが難しいものですが、こだわりや価値観、自分の軸を知る事で、自分自身というものが分かってきます。
また、自分ですら自分のことを理解していないのに、人のことを理解するのは難しいですから、まずは「私」というものに目を向けてみると人間関係やコミュニケーションでも、より良い影響を与える事が可能です。
ビジネスや起業のためにマインドの部分を整えることは、仕事だけでなく家庭や人生などにもポジティブな効果を発揮しますので、仕事も生活も楽しみながら続けていけると思いますし、そうなるよう私もサポートさせていただきます。
自分を認め、受け止めると、女性は美しくなる
この「自分を知る」「マインドを整える」という事は、実は、その人の美容面にも関係することなんです。
私自身、自分を否定していたりとか、見た目に自信をもっていなかった時代が長いのですが、その時にいくら小手先の美容テクニックやエステ、ダイエットなどの美容法を取り入れても、自分の心の根本的な所に受け取る器がないから、成果にならないんですよね。
こういう時点の美容は、不安をかき消すために行っていることがほとんどなので、「この化粧品がダメだから」とか「この美容法は合わなかった」というように物や方法のせいにして、すぐにアプローチを変えてしまいます。
だけれど、その根本的な原因にあるのは「私が今の自分を否定している」「自分が自分を認めていない」という事であって、プラスに転換するためではなく否定した自分を上塗りするために美容を行うので、当然期待するほどの効果は表れませんし、心の中も鬱々としたままです。
ですから、この自分への否定・否認をまず取り払い、今の自分を受け入れて、自分に自信を持って心の器に余裕を作ると、おのずと美しさにも磨きがかかります。
結局、女性は自信が持てるようになると、今まで行ってこなかった様々な事柄にチャレンジしたくなるんですよね。
それは美容の部分も同じで、自信が持てるようになると美意識が高まり、これまで以上に努力をしたり、物や方法のせいにはせずに前向きに考えることが出来るようになります。
さらに、「美を維持する」という切り口で言えば自己管理が大切ですが、自己管理を維持するにはモチベーションや、美容を楽しむ余裕、頑張っている自分を自分で応援するというベーシックな部分が必要です。
今の自分を楽しみ、綺麗でいようと努力する原動力は、「自分で自分を認められている事」と「自分に自信を持てている事」だと思いますから、綺麗を作り、それを維持するためにはマインドを整える事が大切だと思います。
私も美しさを維持する方法の1つとして、自分自身を受け入れて自信を持ち、その上で自分にとって心地よい方法を習慣化づけるよう意識していますので、ぜひ美容を考える多くの女性の方に、実践していただきたいです。
美容は基本の生活を大切に!時にはプロの意見も必要
具体的に生活に取り入れている美容法としては、しっかりと睡眠を取ったり、乾燥肌なのでお水をたくさん飲むなど、自分に出来る事から続けていく事を大切にしています。
睡眠は美容面もそうですが、仕事のパフォーマンスを維持するためにも必須なので、自分の健康・美容に加えて仕事管理の意味でも行っていますね。
私の場合、美容機器とかにすぐ頼るというよりは、まず自分で続けていける物を取り入れて定着させてから、必要があれば他の方法も選択するという事が多いです。
大切なシーンの前にエステに行ったり、睡眠だけで疲れが取れない時はマッサージに行ったりも適宜しますが、基本的な事を行っていないと意味をなさないと思いますから、生活上の工夫を大切にしています。
今の世の中は、すごく色々な方法論や商品があって、情報が多すぎると思うんです。
その中で正しいものを見つけようと思うと、それこそ身を粉にして探さなければなりません。
これだけ情報が溢れている時代で、より良いものを追いかけ続けているとキリがありませんから、自分に合ったものを長く使って、それを習慣にベーシックなところに取り入れていく方が、効率が良いんじゃないかなって思うんです。
私にとって一番重要なものが美容ではないので、一番注力したいところに時間を割けるように、基礎化粧品を選ぶ時も自分に合ったものを見つけたら、年齢による変化や不具合が出ない間は1つの物を使い続けています。
加えて、手順が多いものは面倒になってしまうので、2~3ステップで完結するものや、容器が使いやすいものを選ぶようにしていますね。
ただ、私はよくインターネット上で見かける「芸能人が愛用している」とか「満足度○%」というキャッチコピーにはあまり惹かれないので、新しい化粧品を購入する時は、美容に精通していて信頼できるプロの方にアドバイスされた製品から試してみる事にしています。
ビジネスもそうですが、素人はあくまでも素人の範囲を超えないので、論理的に考えれば私の知らない事を知っている、経験していない事をしているプロの知恵を借りるのが、一番手っ取り早く解決できると思うんです。
私のように美容にこだわりが強くない方であれば、口コミをみてあれこれ悩むというよりは、信頼できるプロの方が客観的に勧めてくれるものをまず使ってみるというのも1つの選択肢だと思いますね。
鏡の自分を毎日褒めて、美しい女性のベース作りを
世の中には、実に沢山の商品や方法論がありますが、一番自分自身を美しくしてくれるのは自分自身です。
これは何も難しく考える必要はなく、たとえば自宅で鏡に映った自分に向かって「可愛い」「綺麗」と褒める事から始めることができます。
自分を肯定する言葉をかけるという事は、自分自身を認めて受け入れるという事につながります。
このポジティブな言葉の力やエネルギーを、自分にかけ続けていく事だけでも、心を育てていく事は可能です。
もちろん、場面によっては言葉に出さない方が良いケースもありますけれど、心の中で自分を褒めるだけでも十分に効果はあります。
「内面の美しさ」という言葉では少しありきたりかもしれませんが、外から見えない自分自身の内側を綺麗にしていくと、表面にも自然と表れていくんですよね。
もちろん、容姿の美しさにはスタイルアップやメイクなどのテクニックの要素も影響すると思いますけれど、先にベースとなる自分を整えておくと、そのテクニックもより一層良い効果をもたらします。
鏡の自分を褒めるという習慣を始めた時、今まで言い慣れていない事をやっているので最初は恥ずかしいし、スベるし、嘘くさいと思うのは当然の事です。
だけれど、そこで止めずに習慣化していくと、言葉の力を自分で効果を体感できるようになるので、まずは1か月続けてみてください。
お金もかかりませんし、老若男女問わずいつでも誰でもできますから、美しくなりたい方は自分を褒めて、褒めて、褒め続けてみましょう。
今ご自身が持っている魅力に気付き、それを磨いていくための意識や思考、心を育ててこそ、本当に自分らしい美しさがきっと表れてきますよ。