美しさの作り方Vol.18 植吉紘子×Refletall スペシャルインタビュー
第18回インタビューゲスト 植吉紘子さん
プロフィール
- 名前
- 植吉紘子
- 年齢
- 38歳
- 趣味
- アウトドア
- 特技
- スノーボード、水泳、柔道
- 好きなもの
- 自然、温泉、人と会うこと
- 資格
- 美姿勢美脚スペシャリスト、全米ヨガアライアンス
活動案内
- 所属・運営
- 骨格ボディメイクトレーナー植吉紘子
- ueyoshi.hiroko
- アメブロ
- わたしが満たされ、人生が豊かになる身体づくりをしよう。
経歴
- 2000年
- 大学在学中、20歳でスポーツクラブのインストラクターとして、地元北海道で働き始める
- 2005年
- 上京し、新宿の大手スポーツクラブで勤務
- 2008年
- フリーランスに転向
- 2015年
- 現在のスタイルを確立
今までのトレーニングスタイルとは一線を画す「骨から整える美ボディメイク」を確立した、女性専門パーソナルトレーナー。
対象者がより魅力的に見える目標値を設定し、体型の変化やサイズダウンなどの“目で見てわかる結果”を追求している。
「運動が苦手」「時間が取れない人」という女性でも無理なく継続でき、一人ひとりの悩みをしっかりと改善したうえで、なりたい自分を実現できると話題。
自身も体型の悩みを抱えていたことがあるが、今ではそれを全く感じさせないほどの完璧なプロポーションを維持し、美しさを諦めかけていた女性の目標となっている。
インストラクター経験から、女性の「なりたい」を応援
大学在学中の20歳のころ、スポーツクラブでインストラクターとして働き始めました。
最初は、水泳とアクアビクス(水中で行うエアロビクス)からスタートし、エアロビクスや競技会への参加、トレーナー業務なども行いました。
この仕事を続けて5年くらい経ち、基本的な業務は問題なくできるようになって来た頃、「この仕事は楽しい。ずっと続けていたい。でも自分が40~50代になった時に、今の形続けていくのは難しいかもしれない。」と感じ、勉強するために北海道から上京したんです。
東京では、新宿の大手スポーツクラブに3年勤め、今までやって来た業務の他に幅広いジャンルのスタジオレッスンや、参加者が100人近い大規模なレッスンも経験しました。
様々なトレーニングをする中で、自分が「体の奥の筋肉(インナーマッスル)」を使ったトレーニングの面白さと奥深さに興味を持ったのが、今の骨格ボディメイクトレーナーになるきっかけです。
激し過ぎるトレーニングにより、怪我をしてしまうインストラクターやメンバーの方をたくさん見て来ました。
「健康であるための運動で、体の痛めてしまうことはあってはいけない。」という思いから、大きく・強く・早い運動から、体を安定させながらボディラインを美しく整えるレッスンへと移行していきます。
わたし自身、全身バランスよく綺麗に体を引き締めたいのに筋肉が太くなってしまい、なりたい姿とかけ離れてしまうという経験もしましたが、そこからご縁があり、石井完厚先生の美姿勢美脚理論をベースに、2015年から今のスタイルを確立しました。
姿勢・ボディラインが本当に変わるオリジナルメソッド
従来の筋トレは「大きな筋肉を鍛える」ものが主流でしたが、わたしが提供しているメソッドは、「①眠っている筋肉を覚醒させる」「②使いすぎている筋肉を緩める」「③筋肉の長さを整える」という3つにフォーカスをあて、姿勢の保持や関節制御が得意な筋肉にアプローチをし、わたしたちの体の土台である骨から整えることで、美しいボディラインを作るのが特徴です。
例えば、姿勢を良くしようと意識してもすぐに戻ってしまう原因として、姿勢をキープする筋肉を使えていないというケースがよくありますが、眠っている筋肉を起こし、正しく続けて使うことによって、綺麗な姿勢が保てるようになります。
また、体の関節は椅子のネジのようなものなので、緩んでグラグラな状態で使うと体に歪みや痛みが生じてしまいます。
「どんなトレーニングをするか」の前に、「トレーニングをする前のあなたの体がどうなっているか」が非常に重要なのです。
さらに「筋肉をつける」だけでなく、過剰に使っている筋肉を緩める必要があります。
私の下半身太りがまさにそうだったんですが、すでに太い筋肉を鍛えても、余計にたくましくなるだけなんですよね。
ですから、「眠っている筋肉」と「使い過ぎている筋肉」を明確にして、バランスよく整えることで、体全体が綺麗なボディラインになっていくんです。
スマホやパソコンの操作・視聴が多い現代では、「胸が下がり、猫背になって肩が内側に入り、顔が前に出る」という姿勢になるのがお決まりのパターンです。
この状態は、本来の筋肉が10の長さだとすると、背中が11、12…と伸びてしまっており、一方で胸側の筋肉は9、8…と短くなって、アンバランスな状態が形状記憶されているんです。
良い姿勢も最初は意識していれば、筋肉が長さを覚えて楽に保てるようになりますから、この筋肉の長さも意識して整えていくことが大切です。
悩みに踏み込んで解決するから、スタイルの変化が実感しやすい
私自身、小学生のころから下半身太りがコンプレックスで、ありとあらゆるエクササイズを試してきましたが、正直どれも効果を感じるものはありませんでした。
しかし、現在のメソッド「骨から整えるボディメイク」は、自分の容姿の悩みを解消することができたので、自信をもってお伝えすることができます。
日常にピタッと寄り添うようなエクササイズというのを提供しているので、普段の生活の中で少しずつ習慣化されることで、しっかり変化を感じていただけると思います。
自分の筋肉が正しい位置を覚えて適応するために、大体8週間ほどかかりますので、私の講座では3ヶ月しっかりフォローさせていただいています。
2年前に現在のスタイルを確立してから延べ320人のお客様に指導してきましたが、「変化が分かりやすい」「自分の魅力に気付けた」「自分の体を愛おしく感じるようになった」と嬉しいお声をたくさんいただきました。
従来多かった体重至上主義をやめて、サイズ・見た目の変化をメインにしているので、ご自身の思い込みを取り外しながら、体を好きになっていただけるよう指導するよう心がけています。
私も、今までは大勢の方を対象にするグループレッスンが中心で、一人ひとりの切実なお悩みまではなかなか踏み込めませんでした。
今は個人事業としてやっていますが、パーソナルトレーニングだからこそできる1人1人のお悩みに耳を傾け、解決にフォーカスするという点に非常にやりがいを感じています。
これからも、もっとメソッドを強化してよりご満足いただけるように、そしてより多くのお客様にお届けできるように尽力したいと思います。
いつでもカンタンに美しさを作る秘訣
美しさをキープするために、私も自宅でお風呂に入る前に鏡を見たり、ショーウィンドウに映った自分の姿で、体型のラインを確認するようにしています。
今よりも美しくあるためには、現状把握をすることが第一歩になりますから、「ラインを見るだけ」「サイズを測るだけ」でも結構変わるんですよ。
特に、写真撮影をして記録に残しておくと自分を客観的に見られますし、変化も分かりやすいと思うのでおすすめです。
腹筋200回はハードルが高くても、朝起きて伸びをする、気付いた時におへそを3cm中に入れる、胸の真ん中の骨を上げるといった行動ならいつでも、誰にでもできますから、ベイビーステップを重ねて自分の体に目を向ける時間を作ってほしいと思います。
しかも姿勢と呼吸を意識することで、自律神経の働きも整い、リラックス効果や気持ちを明るく前向きにすることも可能です。
私はつらい時、悲しい時を運動に支えられてきて、体を動かすことで自分の心も強くしてきたので、皆さんにも姿勢やボディラインだけでなく、心のケアとしての運動のすばらしさを伝えていきたいです。
美しさをキープするための美容的な側面としては、特に毎日使用する基礎化粧品は、肌に負担の少ないオーガニックコスメを中心にセレクトしています。
オーガニック製品も様々なものがあるので、原材料やメーカーなどが信頼できるものを使うのがポイントです。
ただカラーを楽しみたいものがあれば、ポイント使いでそれ以外のものを使うこともありますし、その辺は縛り過ぎてストレスにならないよう柔軟性を心がけています。
化粧品も運動もそうだと思いますが、自分の選択がストレスになってはいけません。
現代は様々な情報があふれています。真面目な人ほど「こうしなきゃ」と思いやすいので、自分の体で確かめ、自分に合ったものを選択していくことが大切です。
運動を通して人生をみつめ、充実した人生を
トレーナーという仕事柄たくさんの女性と会うのですが、「細い=美しい」という考えが根強く「細くなりたい!」という傾向がまだまだ強いと感じます。
そういう私も20代の時には細い身体に憧れ、わたしも食べないダイエットで生理がとまったり、とことん脂質をカットして肌がボロボロになった経験があります。
そこから、ひたすら体重を減らすダイエットに疑問を持つようになり、「健康美」を意識し始めました。
「ただ細い」から、女性らしい曲線美の美しさやエネルギーがあふれるような身体、それぞれが生まれもったボディの魅力を最大限に引き出す身体づくりを意識しています。
女性が健康的で美しくあれば、あらゆる可能性が広がり、自分自身を大切にできたり、周囲の人に大切に扱ってもらえるようになるものです。
私は、自分の体があまり好きではありませんでしたが、体が変わる成功体験をきっかけに自分の世界が広がったり、自分自身を信じられるようになりました。
美しさを磨いていくことで、自分の思いや伝えたい事がより多くの人に届くようになったという事も実感したので、ぜひ多くの女性が体の変化を通して「どんな風に生きたいか」自分の想いを今一度見つめ、前向きに人生を見直すきっかけになったら嬉しいです。
激しい運動をしなくてもできる事はたくさんあるので、小さな事からスタートしていくと良いかなと思います。